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フジボン、感電するの巻


いやぁ、ヒマだねどうも。どうしてこうもヒマかね。こうもヒマだと感覚がマヒしてくるね。

ヒマだのマヒだの言っててもしょうがないんでね、イマのこのヒマをどうにかやっつけようと

チマチマと掃除を始めたってわけよ。

電球の傘が気になったんで、そいつをこう、濡らした布っ切れでもって拭いてたんだよな。

そんでもう、右手が見えなくなるくれえ夢中で磨いてたんだよ、そうしたらな…

あたしの左手のお姉さんは、よっぽど刺激に飢えてたんだろうね、お姉さん指がな、あろうことか電球を入れてないソケットによ、自分から入ってちまいやんだよ!

ビビビッ!!!

骨が透けたあたしが電球の傘に映ったのが見えたよ。

なかなかキレイなしゃれこうべだったね。いや〜我ながら惚れ惚れしたね。

シビレが切れちまったんだね、お姉さん…。

あたしはね、いつだってシビレたいんだよ。

強烈にビビビッ〜〜!!!っとな…。

B.G.M The Dip / Hank Mobley


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