Ten to Senって知ってるかい?
あたしゃ昔からね、髪と爪は自分で切るんでございます。鏡に向かってハサミ片手にチョキチョキっとね、たまに耳なんか切っちゃたりしてな。まぁまぁそれはそれで楽しいもんですよ。 普段は簪でまとめてるんですがね、近頃めっきり寒くなって来たんで、髪を下ろしてみたら、どうよ、え~?まぁ~立派に育っちゃって…。こりやマズイてぇんで、 行って来たのよTen to Sen。 ちょいちょいフジボンに来てくれたり、ブログで紹介してくれたり何かと親しくさせていただいてます。 以前オーナーとカウンター越しに話したときにね、こりゃまた面白い人がいるよ、変な人だね、どうも。今度チョキチョキっとやってもらおうじゃねぇか、なんて思ってたところなんでございます。 妹さんにシャンプーしてもらってさ、アタマをムニュムニュってされてさぁ、これがまぁ~気持ちいいのなんのって、あたしゃもう意識が朦朧としちゃってさ、自分が誰か此処は何処なのか、しばらく思い出せなかったくらいだよ。 さて、あとはオーナーに任せてね、華麗な仕事ぶりを鏡越しに見ながらね。 東京は表参道よ、あたしなんかは水飲んだら腹壊すんじゃないかと思うくらいの場所でさ、日本中のオシャレさん、いや、世界中と言ってもいいかな、その人達のオシャレ欲を満たすお店が沢山あるようなところさ。 レベルが高い美容師さんがウジャウジャ集まってくらぁな。ちょっとばかり腕に覚えがあるくれえじゃ居られないよ。 一万人を超える人の髪を手がけた経験てのは大変なもんだよ、百戦錬磨どころじゃないよ、桁が違うてんだよ、な。経験に裏打ちされた自分の流儀てのがね、あるんだよ当然。
感覚だからね、伝えるのは難しいってな。伝えようとすると、ギュッとして、そこをパパっと、いやいや、違うてんだよ、こうバーン!と…もうなんだか訳がわからないよ。 感覚やイメージを言葉にするのは無理があるんだぁね、同感です。 一流の人てのはやっぱりどこか変だね。 Ten to Senって知ってるかい? 夢をひとつ叶えてくれるかもね。
一流の仕事に触れてみる。 いい刺激になると思うよ。
髪切って、パーマなんてかけてもらっちゃったんだぜぃ。
ん〜いい感じ、どうもありがとう。
B.G.M 麗蘭 / Get Back